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『7月24日通り』  吉田 修一 ・著

評価:
吉田 修一
新潮社
¥ 1,365
(2004-12-21)
吉田修一さんの著書を初読みです。
これ、中谷美紀&大沢たかお主演で映画化されてますよね。
見てみたいな〜と思っていたけれど、結局見れなかったので気になっていたのです。
で、原作を読んでみようと思って。

まず、第一に読みやすい。
読み始めるとすぐ隣に主人公の本田小百合がいるみたいな気になり、一緒に長崎をリスボンとみなして想像しちゃったりする(笑)
私も空想すること好きだから、この小百合に親近感を持ってしまって。
でも、さすがに住んでいる街を外国のどこかに見立ててしまうことはしないけれども。

そして、地味でもてない女性の心理を上手く表してる。
同じ人間なのに、もてる人ともてない人、きらきら輝いている人と地味な人にわかれてしまったりする。
自分と違っている人に憧れて好きになるけど、相手は自分のことなんてなんとも思ってないんだろうな・・・・と思ったりとかね。
私はどっちつかずで中間の人だら、どっちの気持ちも想像できたりするんだよね。
女性の気持ちを上手く掴んでるな〜と読んでいて思った。

小百合が間違ったことをしてみようとする勇気を持つラストでは、がんばれ!とこっちも応援したくなるのよね。
そして、自分も頑張ってみようかなって思わせてくれて、上手いな〜この作者!って思いました(笑)
他の作品も読んでみよっと♪
| 「や行」の作家 | 22:36 | comments(1) | trackbacks(1) | pookmark |

『風味絶佳』  山田 詠美・著

風味絶佳
風味絶佳
山田 詠美

肉体労働系の職に就く男性を書いた6つの物語。
(最後の葬儀屋さんのはちょっと違うかも?)
とび職だったり、SSの店員だったり、引越し業者だったり。
その周りにいる女性たちの風変わりなところや、心の強さや、もろさなどを巧みに書いている気がするの。

肉体労働系は一般的なサラリーマンよりも下に見てしまいがちな世間の評価。
そういう偏見があることを絶妙に感じ取って、話に組み込ませている。
(ちゃんと働いてるんだもん、別にいいんじゃないかな〜と思うけどね。)
女性たちは彼らに何を感じ、思うのだろうか。

山田詠美さんってやっぱり上手いねぇ〜。
久しぶりに作品を読んだけど、する〜と読ませられてしまいました。

装丁のキャラメルを見て、『風味絶佳』を読んだら無性にキャラメルが食べたくなった。
もちろん黄色いパッケージのやつね(笑)
| 「や行」の作家 | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

『マヂック・オペラ』  山田 正紀・著

マヂック・オペラ --二・二六殺人事件
マヂック・オペラ --二・二六殺人事件
山田 正紀

新聞の書評欄で大絶賛されていたので、「そんなに面白いの?」と思って地元の図書館でかりてみた。
オペラ三部作になるそうで、『マヂック・オペラ』が二作目になります。
一作目の『ミステリ・オペラ』が日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をW受賞したらしい。
本当は『ミステリ・オペラ』を読んでみようかな〜と思っていたのですが、この本がすっごく分厚いの!
『マヂック・オペラ』も相当厚いんだけど、それが可愛く見えるくらい(笑い)
なので、ミステリは諦めてマヂックにしたってコトなのです。

二・二六事件を扱った話になります。
検閲図書館なる黙忌一郎(もだしきいちろう)とはなにか?
二・二六事件前夜、特高の志村警部補は奇妙な依頼を受け、ある映画に出演している人物を探してほしいというのだ。
“いな本”という置屋で芸者が殺された「乃木坂芸者殺人事件」に隠された謎とは? 
そして昭和維新を叫ぶ青年将校たちの動きが、殺人事件と少しずつ重なり合っていく・・・。
あらすじを書いているだけで、よくわからなくなっちゃう(笑)

著名人がいっぱいでてくるのですよ。
芥川龍之介、萩原朔太郎、江戸川乱歩、阿部定など・・・・。
そんなに出す必要があるのかな〜?って読みながら思ってしまった。
『マヂック・オペラ』は江戸川乱歩へのオマージュ作品なのでふんだんに出てくるのは分かるけどねぇ。
志村が回想録を読んでいる場面などが多く、いつのまにか違う場面に切り替わっていたりして、場面と場面が飛びすぎててかなり読み難かった。
タイトルがなんで『マヂック・オペラ』なのかも疑問だし・・・・。
結論は私は面白いとは思えませんでした。
読み応えはたっぷりとありますが、好き嫌いは分かれると思う。
amazonではだれもレビューを書いていないくらいだしねぇ〜(笑)

二・二六事件を扱った作品なら絶対にこっちのが面白い!
『蒲生邸事件』宮部みゆき・著
蒲生邸事件
蒲生邸事件
| 「や行」の作家 | 22:26 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |

『第十の予言』  ジェームズ レッドフィールド:著、山川 紘矢, 山川 亜希子:訳

第十の予言
第十の予言
ジェームズ レッドフィールド, James Redfield, 山川 紘矢, 山川 亜希子

先日に引き続き『聖なる予言』の続編を読んでみました。
正直に書いてしまうと、前作の方が面白かったかなぁ〜。
“偶然の一致”という事が自分の中でも体験したことがあったので、すんなり読むことが出来たのだけれども・・・・。
『第十の予言』では物語の世界に入り込めなかったカナ。

この話をまとめちゃうとこんな感じなのですが・・・・
“バースビジョン”という、私たちがこの地球に生まれてくるときに計画してきた人生の目的を思い出すことが求められている。
本当の敵などおらず、みんな覚醒しようとしている魂の仲間たちである。

これが第十の予言の内容みたいなのですが、本文を読んでいる時はよくわからなかったの。
いろんな登場人物がでてきて頭がこんがらがるし、話の筋が飛びすぎて「う〜むぅ」となっていました(笑)
“訳者あとがき”を読んでからやっと「あ〜、そういうことなんだねっ!」とわかったんだよねぇ、私。
本文を読んでもイマイチと感じた場合はあとがきも読むべしデス。

『聖なる予言』も『第十の予言』も両方に共通するのですが、“霊的な〜”と訳されている箇所がものすごく目に付きます。
霊的と書いてあると、私なんかだと霊媒師とか幽霊とかを想像しちゃっててマイナスな感じを受けてしまいます。
なにか違和感があるんですよね。
“スピリチュアルな〜”と書かれていたらもっと受け取り方が違うのになぁ〜と残念に思います。
この本が出版された1997年ごろは、もしかしてスピリチュアルという言葉が認識されてなかったからなのかしら!?どうなんだろう・・・・。

「もしこうだったら世界は良くなるのになぁ〜」という、理想が書かれた物語なのかな。
ウィルがどん×⊃斥佑剖瓩ぢ減澆砲覆辰討い辰討い襪里気になる(笑)
だって、体から光を放ち、いろんな精神世界の次元に行けちゃうんだよー。
ものを食べなくても生きていけているみたいだし・・・・。
そこはあえて突っ込んでおきたいナと思ってしまいました(笑)
| 「や行」の作家 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

『シナン』  夢枕 獏・著

シナン (上)
シナン (上)
夢枕 獏
シナン (下)
シナン (下)
夢枕 獏

歴史小説のような、自伝のような、足して二で割ったようなお話でした。
私は世界史が苦手であんまり勉強した記憶がありません。(絶対にやっていたはずなんだけど・・・・)
オスマントルコ時代の世界史をもっと知っていたら面白さが倍増する小説でしょうね、きっと。
出てくる登場人物が歴史上有名な人たちばかりだけど、私にはぴんっ!とこなかったの汗
分ったのってイタリアの超有名な彫刻家のミケランジェロくらいだもの(笑)
もっと勉強しておけばよかったなぁ〜と、ちょっと後悔しました。

でも、世界史が苦手な私でも十分に楽しく読めました。
世界史が苦手な方にもオススメですよ。
イスラムで一番大きなジャーミー(表紙の絵の建物でモスクのことね。トルコではこう呼ぶらしい)を87歳で建てた男がこのシナンです。
大器晩成型のすごい人物だったんですね、このシナンって。
私は知らなかったからこそ余計に、シナンという人物が興味深く映りました。

シナンの親友のハサンがいい味を出してました。
ハサンがいなかったら、シナンの人生って味気ないものになっていたような気がします。
お互いを理解しあい、友情を交えて、もちつもたれつのいい関係ですね。
ハサンも自分の好きなように生きたんだから、きっと悔いはないはずだよね。

トルコという国に興味が出てきました。
カッパドキアも見たいし、ジャーミーもこの目で見たいっ!!
前から一度は行ってみたいナとは思っていたけど、ます×▲肇襯海帽圓たくなりました。
| 「や行」の作家 | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

『クライマーズ・ハイ』  横山 秀夫・著

クライマーズ・ハイ
クライマーズ・ハイ
横山 秀夫
あらすじは↑↑上をクリックして、お読みください。

ぷち感想:読む価値アリな作品です。

映画化された『半落ち』の原作者といえばお分かりでしょうか、とても社会的な話を得意とする作家さんです。
横山秀夫さんの本を読むのはこちらで二冊目になるのですが、断然この『クライマーズ・ハイ』の方がよかったです。
(最初に読んだのは『深追い』で、短編集だったためか消化不良なカンジがしました。)

昭和60年8月12日に起こった未曾有の航空事故である「日航ジャンボ機墜落事故」を扱った作品になります。
御巣鷹山へ墜落した飛行機をめぐり、地方新聞社を舞台に話は進んでいきます。
元登山家の同僚との話も交え、山登りの要素も入っています。
「家族とは何?」「人の命とは何?」「報道とは何?」と、いろ×△般笋いけているような作品でした。

この日航の事故はまだ幼かったために記憶にはありません。
どんな事故だったのかもおぼろげで・・・・。
この本で初めて事故の内容を知れた気がします。
日々、世界中で様々な出来事が起き、古い事件は記憶の片隅に追いやられ、“記録”としてしか残らなくなる。
このことに危惧を抱いて、「日本でこんなにも悲惨な事故あった。もう一度思い出して欲しい。日本人として忘れちゃいけないことなんだよ。」という思いでこの作品を書き上げたのかもしれない。
そんな思いがヒシ×△氾舛錣辰討ました。

新聞社が舞台になっているので、小難しい感は否めませんが(読むのに苦労する部分が多々アリ。)読んでみる価値のある一冊だと思います。
いろんな社員が出てくるのですが、ピカイチで人として格好いいのが佐山記者っ!!
最初はちょっと嫌なヤツなのですが、だん×格好良くなっていくの。
男気溢れる感じがします。

タイトルの『クライマーズ・ハイ』とは、山を登る時に興奮が乗じて恐怖心が麻痺することを言います。
なので、図書館によっては「登山」関係のトコロに分類されてしまうこともあるみたい(笑)
社会派の小説なんだけどね・・・・。
でも、登山の話よりも日航事故がメインなので、タイトルとの合致はあんまりかも!?
| 「や行」の作家 | 23:23 | comments(0) | trackbacks(2) | pookmark |

『深川黄表紙掛取り帖』  山本 一力・著

深川黄表紙掛取り帖
深川黄表紙掛取り帖
山本 一力
あらすじは↑↑上をクリックして、お読みください。


ぷち感想:江戸の“粋”を感じます。

「山本一力」さんの作品ははじめて読みます。
著書がテレビドラマ化されるような有名な作家さんですよね。
なんだか敷居が高いような気がしていたのと、自分の読みたいリストに加えていなかったので読む機会がありませんでした。
ど〜して読んでみたかと言うと・・・・そろ×▲僖拭璽鵑分ってきていますよね??
そうで〜す!新刊で入ってきたので一番にゲット(=借りた)したのです(笑)

「小説現代」に掲載されていた小説、5話をまとめた本のようです。
全部の話を通して、文章から“力強さ”みたいなものを受けました。
登場人物は主に4人で、みんなそれぞれにちょっとクセ者かな。

「黄表紙の掛取り帖」は主人公・蔵秀(ぞうしゅう)の心覚えを書き留めるもので、本物の掛取り帖は白表紙だそうな。
(つまり、表の仕事とは違うことを書いている裏台帳みたいなものかな。)
仲間の雅乃(唯一の女性)・辰次郎・宗佑の4人で難解な厄介ごと解決していくです。
お互いに知恵を出し合い、いろんな人との手を借り、品を借りながらも彼らは“仕事”を成功させていく。
この“仕事”の仕掛け部分がちょっと分りづらいこともあり、なか×入りこめないカンジもありました。
それは自分が江戸時代の風習に詳しくないせいなので、なんともいえないんですけどね。

最終話の「そして、さくら湯」には五代目将軍徳川綱吉に寵愛を受けた、老中の柳沢吉保が出てきます。
歴史で習った中のイメージだと、吉保は「悪人」と思っていました。
でも、コレに出てくる吉保は懐のあったかいに人であり、少年のようで憎めないんです。
読んでいると「いい人じゃんか!」って思ってしまいました(笑)
もしかしたら、こっちの姿のほうが本当だったのかもしれないですね。

人のイメージはいったん固定されてしまうと、なか×∧Э,気譴襪里難しいですよね。
あまりにも悪いイメージが付きすぎてるからね、この人。
そんなことを思っていたら、「作者はいい柳沢吉保を書いてあげたかったのかもしれないな〜。」ってふと思いました。あくまで想像ですけどね(笑)

この本を読んでいる途中から、「京極夏彦」さんの『巷説百物語』を思い出してしまいました。
こっちは“妖怪伝説”を上手く使って、悪人を退治していく話なんですけどね。
あの手、この手で上手く術中にハメ、鮮やかに悪人退治の仕事をしてしまうちょっぴり悪党たちが素敵なのです。
「仲間で仕事をする」というのが似ていて、自分の中でちょっぴりかぶりました。
こちらでも、そのうちレビューを書いてみようと思っています。
| 「や行」の作家 | 22:33 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

『120%coool』  山田 詠美・著

120% coool
120% coool
山田 詠美
↑↑今回はamazonに画像がないようです。
こんな感じで、失礼いたします・・・・。


ぷち感想:いろんな恋があるんだね。

表紙に「AMY YAMADA」とあったので、「アミー ヤマダ」と勝手に思い込んでました。
正しくは「エイミー」だったんですねぇ〜。
読み終わった後に、著者名とか発行元とか書いてあるところを見て、はじめて「山田詠美」さんの短編集だったんだ〜と気付きました。
ど〜りで読みやすくて、面白いハズです。納得っ!!
「山田詠美」さんの『ぼくは勉強ができない』もすごく良かったし、この方は人物を書くのが上手な作家さんだと思います。

この『120%coool』は9つの恋の物語がつまった短編集です。
どれも長すぎず、短すぎずいいバランスを持った話ばかりで、読みやすくてあっという間に読んでしまいました。
その中でも気に入った作品を2つ紹介したいと思います。

「彼女の等式」
売れない漫画家の彼を持つすごく美人な春美。
彼女はなにかと、事柄をイコール(等式)で結び付けてしまう癖があります。
物事はなんでもギブ&テイクの関係で成り立っているから、その等式の中で結びつけば春美の中ではOKなのです。
唯一、等式を使わないのは彼とのことだけ・・・・。
でも、いつまでも売れない漫画家であることに「このままじゃ割に合わない」と考えるようになってしまうのです。

“受け取るということには確信と実感が伴う。与えることは目に見えない。”
目に見えるものがすべてではなく、そこに確実に与えるものと受け取るものが存在していることが重要なんだ。
目に見えるものばかりを求めがちだけれど、本当に重要なものは目に見えないものなんだ、と思うお話でした。

「待ち伏せ」
“あの角を曲がった所で誰かが自分を待っていたら素敵だろうな”と、誰もが一度は思ったことがあること。
(角を曲がったらストーカーがいたら嫌だけど・・・・)
そんなことを想像する夜の世界に溶け込めないホステスのバービーが主人公です。

“運命が待ち伏せしてる”のを期待してしまうけれど、そうではないことに気付いてゆくのです。
どこまで行っても“角を曲がったときに待ち伏せしているのは自分自身”なんだ。
どんな仕事をしていても、それにあった自分がいる。そのとき、そのときにあった自分がそこに存在しているのだ。

今の自分に自信が持てなくても、今の自分なのだからしょうがないし、頑張っているということを認めてもいいんだ〜と思って、ちょっと心があたたかくなりました。


どの話もひとつひとつ心に響く言葉があります。
恋愛小説が苦手な私でも、する×読める話です。
このなかの一つでも感じられる恋ができたらいいな〜と思ってしまいます。


注:タイトルは『coool』と「o」が一つ多いですが、コレが正しいみたいです。
著者が意図的につけた模様です。間違ってませんので、アシカラズ・・・・。
| 「や行」の作家 | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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