スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |

『向日葵の咲かない夏』  道尾 秀介・著

評価:
道尾 秀介
新潮社
¥ 1,680
(2005-11)
Amazonランキング: 64878位
Amazonおすすめ度:
ちょっと前に雑誌のダ・ヴィンチに注目作家で紹介されていて、気になっていました。
図書館で見つけたので読んでみることに。

ホラーサスペンス大賞特別賞受賞第一作らしくけっして明るい話ではなく、ホラーとミステリーを融合させたようないい感じの澱んだ雰囲気を持った作品でしたねぇ。
好き嫌いはかなり分かれそう・・・・。
私はこの作品に“子どもの心の闇”の部分を存分に見せられた気がして、読み終わった後はなんだかどよ〜んと気持ちが凹んだ。
最初からなんだか話がおかしいような気がするなぁ・・・・とは思いつつ読みすすめていくと、また次から次へと「あれっ?」と思うようなことが起こって、最後にネタばらしで「やっぱりそうだったか・・・・」となりました。
でもね、ネタがわかっても嬉しい気持ちにはならないんだよね。

ここからはネタバレになるので、お気をつけください。
続きを読む >>
| 「ま行」の作家 | 22:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

『バスジャック』  三崎 亜記・著

バスジャック
バスジャック
三崎 亜記

今、「バスジャック」がブームである。


そんなわけないじゃん!と思うような文から始まるこの話。
ちょっぴりSFテイストを混ざり合わせて、一気に読ませてしまう。
出てくる人たちもどこか怪しくて、まるで世にも奇妙な物語の世界のような不思議な空間を醸し出しています。

この本、面白かったです。
三崎亜記さんっって、これで二作目なんだよね。
二作目は7編の中短編集となっています。
SFテイストな話がお得意みたいだけれど、ちょっと感動系、メルヘンチック系、社会問題系も書ける人なんじゃないかな〜と。
いろんなタイプの作品をじゃんじゃん書いて欲しいですね。

一番最後に収録されている「送りの夏」は意欲作かな。
生と死とは何か?ということをストレートに表現していて、心に残るものがあります。
小6の女の子を通して相手を思いやること、生きていること、いつかはやってくる死について考えさせられます。
短編の「しあわせの光」も好き。
読んだ後に心に光がともったような温かさを感じて、余韻が良かったなぁ〜。
「動物園」はこういう視点も面白いかもって思った作品ですね。
本全体を通して、文が持っている空気というか、物語の視点とかが、乙一の『ZOO』という作品と通じる部分がある気がするなぁ〜。

前作の『となり町戦争』より、温かさが加わった本になっていると思います。
お気に入りの作家さんの一人になりそうな予感がしています♪
| 「ま行」の作家 | 21:53 | comments(3) | trackbacks(2) | pookmark |

『名もなき毒』  宮部 みゆき・著 (中日新聞の連載より)

2005年3月1日〜2005年12月31日の期間に中日新聞等に連載されてた連載小説です。
一回も見逃さずに読み続けることができました〜!!
毎日、ちょっとずつしか話が進まないのでもどかしい感がありましたが、新聞を読む習慣がついてちょっと良かったかも。
まだ本として出版されていないので、あらすじと感想を少し。
(2006年中には加筆をされて、出版されそうですが。)

【あらすじ】
誰か』の続編にあたります。
杉村三郎は妻子持ちのサラリーマン。
妻の父親は大財閥「今多コンツェルン」会長の今多嘉親で、杉村は会長室直属のグループ広報室で記者兼編集者として働いている。
すでに他界した妻の実母は嘉親の正妻ではなく、杉村も後継者として婿入りしたわけではないが、「逆玉の輿」と思われている。
桃子と言う一人娘にも恵まれ、人からは羨まれる生活を送っているように見えるが、心情はいろいろ複雑で・・・・。
自転車ひき逃げ事件から一年が経ち、広報部ではアルバイトが代わり原田いづみという女性が入ってきた。
この女性がとんでもないトラブルメーカーで、広報室では困りの種となっている。
その頃、青酸カリを混入した毒入り飲料の連続殺人事件が世間を賑わしていた。
犯人はなかなか捕まらず・・・・。
そんな中、ある機会にその事件で祖父を殺害された高校生の美知香(みちか)と杉村は知り合いになる。
人の心に潜む毒とはいったい何か?

【感想】
普通の男性である杉村三郎が主人公。
ちょっとお人好しな面もあるけれど、優しくていい男性。
たまたま好きになって結婚しようと思った女性が大財閥の愛娘だっただけで、野心なんてなく、ただ愛する家族と幸せに暮らしていたいだけの男。
それでも、世間から「逆玉」だの「いい相手をつかまえただの」いろいろと言われちゃう。
気にしないフリをしていても気になっちゃったり、自分を卑屈に感じてしまったりする。
このシリーズは「世間からの目」にどんな風に映っているのか?みたいなのもテーマのように感じるのです。

「普通であることは偉い。その普通であることすらできない人間が増えてきている。」という意味の会話が途中で出てくるのですが、これを読んだ時に怖いなって感じてしまったの。
事故現実という考えが若者の間で認識されるようになり、“普通であること”に満足できない若者たち。
その心の中に入り込むものが毒なのかもしれない。
結局は自分の弱さを認められなかったり、現実の自分そのものを受け止められなかったりするからなのかな。
普通であることの尊さ。普通であることの難しさ。
作者から、普通であることはすごいんだよって言われてるみたいで、励まされている気がした。

原田いづみみたいな自己中心的で、周りの事なんて全く考えない大嘘つきな人間はいないと信じたいけれど、案外いるのかもしれない。
度合いの差こそあれ、自己中な人はいるし。
原田いづみ予備軍・・・・!?おー、怖い!!
連載は中途半端な感じで終わってしまったので、その後がすごく気になります。
かなり加筆されると思われるので、出版されたらもう一度読んでみたいです。
| 「ま行」の作家 | 21:49 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

『夢にも思わない』  宮部 みゆき・著

夢にも思わない
夢にも思わない
宮部 みゆき

二年位前に買って、ずっと冬眠させていた文庫本。
ただ単に買ったのを忘れていただけなんですけどね(笑)
職場が変わったので、前みたいに本を読む時間を確保するのが難しくなってきた今日この頃。
図書館の時には暇なときは読書していてOKだったからなぁ〜。
通勤時間も20分も短くなったので、電車で読むのもちょっとキビシかったりするの。
じゃぁ、文庫なら大丈夫かな?と、家の本棚をあさってみたら、買って読んでない文庫がけっこうあった。
しばらくこっちを読んでいこうかな。

雅男くんと島崎くんの中学生コンビが主役の話の第二段。
一作目の5年位前に読んだという記憶が・・・・。
中学生が主人公だから軽い話かな!?と思いがちだけど、扱っているテーマは意外と重いのです。
軽いタッチの文章だから、すい×読めちゃうんだけど、日常の中に潜んでいるちょっとした悪意がこんな事件につながっちゃうんだ〜とびっくり。

中学生のころのほうが、大人になった今よりも人生のことをしっかり考えたたよな・・・・と、自分自身に照らし合わせてふと思った。
雅男くんと島崎くんもいろんなことをしっかり考えているんだよね。
自分自身のいる場所、環境、家庭に学校・・・・それをしっかりふまえた上で生活してるんだ。
石田衣良の『4TEEN』とも似た感じの、甘酸っぱい少年期の感覚を味あわせてくれる本でした。
まぁ、こっちの本の方がずいぶん先に出版されていすんですけどね。



やっとネットにつながりました〜。たぶん、復活です。
家でネットができないなんて、すごく不便だったよぅ〜。
これからブログの更新も以前のようにできると思いますので、おつきあいくださいませ。

明日から一泊二日で秋の京都へ行ってきますっ!!
友人が結婚式の二次会にいくついでに、わたしもついていくことになんだかなっていまして・・・・(笑)
(私は二次会には出席しませんけど。)
日曜日には、去年の12月に結婚した兵庫県在住の友人と合流するんだ♪
久しぶりに会えるし、すっごく楽しみデス。
もしかすると、京都に住んでいる大学時代の友人に会えるかもしれないので、そっちも楽しみです。
もちろん秋の京都も楽しみですが、空模様が心配です・・・・。
| 「ま行」の作家 | 23:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

『となり町戦争』  三崎 亜記・著

となり町戦争
となり町戦争
三崎 亜記

私たちのいつかの未来、こんな風にとなり町と戦争をするのかもしれない。

まるでオリンピックを共同開催するみたいに、となりの町と共同で戦争をする。
戦争は一種の事業となっていて、お金をもうける手段の一つ。
銃声が聞こえることなく、戦車が町中をかけめぐるのでもない。
ややもすると戦争をしているということすら忘れてしまうような日常なのに、毎月配られる町の広報誌には戦死者の数が記載されている。
戦争をしているのか実感が湧かない主人公のもとに、町役場から偵察業務の要請書が届く。
戦争をしているということを感じるために、要請を受けることになるのだけど・・・・。

よくわからない戦争の話なんだけど、わからないからこそ恐怖を感じてしまうような話だった。
町役場の人たちにとっての戦争って一体なんだったんでしょうか。

注)作者は「亜記」というお名前ですが、男性です。
  最初は女性だと思っていたよー(笑)
| 「ま行」の作家 | 21:35 | comments(2) | trackbacks(3) | pookmark |

『日暮し』  宮部みゆき・著

日暮らし 上
日暮らし 上

日暮らし 下
日暮らし 下

さっき、読破しました〜!!
なか׬滅鬚ったと思います。

この本はぼんくら同心の井筒平四郎とその甥っ子の弓之助が活躍する『ぼんくら』の続編です。
(主人公に“ぼんくら”呼ばわりは可哀想ね・・・・と思っていたけど、まぁ仕方がないかぁ〜と思ってしまうから不思議ネ。)
前作は読み終わった後に「これから佐吉さんはどうなっちゃうんだろ?」という疑問があったので、『日暮し』にその後のことが描かれていたので、読んでいてほっとした。
でも、それも途中までで、また佐吉さんに災難が訪れて・・・・正直なところ「もう、佐吉さんをイジメるのは勘弁したってよぉ〜汗」という気持ちになりました。

この本は前作の『ぼんくら』を読んでおかないと、楽しめない本ですね。
前作同様にかなり入り組んでますから。
相変わらず、美形の弓之助くんとおでこのコンビは可愛くて、いいキャラしてます。
このキャラだけでも読みたくなっちゃうんだよね。

この弓之助くんは、あのスーパー子役の神木隆之介くんを思い出させるの。
すごい美形で頭の回転がよくて、子どもらしさも持ち合わせているってまさしく神木くんじゃないですかぁ〜。
読んでいるうちに頭の中で勝手に神木くんが弓之助役をやってました(笑)
もし、このシリーズが映画化されるなら神木くん以外に弓之助を演じられる人はいないと思うなぁ〜。
というか、見てみたいゾっ!映画化希望です。

この『日暮し』には、日銭を稼ぎその日その日を一生懸命に生きている人々がいる。
懸命に生きている人たちのことを書きたかったのかなぁ〜と思います。
どこぞの大店の旦那で金持ちで、なんでも自分の思い通りにするような輩とは生きている度合いが違うんでしょうね。
まっとうに仕事に精を出し、頑張ってい生きている人たちが輝いて見えました。
でもね、最後の葵殺しの犯人のオチが・・・・う〜ん、イマイチだなぁって思ってしまったのは私だけではないはず(笑)
今度こそ、とばっちりをくらって不幸を背負い込んでしまっていた佐吉には幸せになってもらいたいな〜と思わずにはいられなかったな。
| 「ま行」の作家 | 23:55 | comments(11) | trackbacks(0) | pookmark |

『いつかパラソルの下で』  森 絵都・著

いつかパラソルの下で
いつかパラソルの下で
森 絵都

最近、お初の作家さんが増えてます。
森 絵都さんもはじめましてです。
もと×∋童向けの話を書かれていたそうですが、近頃は大人向けの小説を書くようになった模様。

思春期の頃、親が疎ましいと感じたことがありませんか?
それが過ぎて、親の嫌なところも許せるようになっていったり・・・・。
そんな気持ちを思い出させてくれる作品だと思います。

この小説に出てくる父親は厳格すぎて滑稽に見えるほど、かわいいものや不純に思えるもの、子どもの心をたぶらかせるものを排除してきた。
三兄弟の春日、野々、花のこの父親に反感を抱きながらずっと育ってきた。
そんな他人にも厳しく、自分にも厳しかった父が事故で亡くなり、その後露呈した父が不倫をしていたという事実・・・・。
それによってこの兄弟は父がどういう人だったのかを探り始めていく。

三兄弟で男・女・女の順番はうちの兄弟と一緒っ!!
私は主人公の野々と同じ真ん中っこです。
それぞれのポジションを上手く掴んで描いていると思います。
上の行動を見て学習しているから、要領はそれなりにいいし、でもどこ冷めてたりするそんなところが似てるかも(笑)

最後まで読んでいくと、このタイトルに込めた想いが分ります。
どんなわだかまりでも、時間が流れれば和解することができるのかもしれませんね。
相手のことを理解しようとする努力ももちろん必要だけれども。
読後感の良い作品でした。
| 「ま行」の作家 | 22:15 | comments(0) | trackbacks(3) | pookmark |

『アフターダーク』  村上 春樹・著

アフターダーク
アフターダーク
村上 春樹

たった一夜の出来事を綴っているだけなのに、その一夜だけで何かが変化しようとしている“兆し”を感じる小説でした。

エリとマリ一字違いの姉妹の話としてとらえてもいいだろうし、生きるのに不器用な人がたくさん出てくる話としてもとらえられるだろう。

登場人物のほとんどがどこかに痛みを持って生きている。
どこか不器用で、すんなりとした人生をおくれていない人たちばかり。
他人から見ればうらやましいことでも、当の本人からすればただ苦しいことだけだったりするんだよね。
他人が思っている自分を演じて生きたり、疎外感を感じながら生きていたり、孤独の中を生きてきたり、人それぞれ。
それでも一歩ずつ前に進んでいけばいいんだ。
不器用でも生きるのが下手でもじたばたしながら精一杯生きているというコトが散りばめられた作品のように感じます。

Amazonで『アフターダーク』の書評を読んでみたら、みなさん賛否両論なんですね・・・・。
作品を読んでいると、不思議な感覚を味あわせてくれるのが“村上春樹”だと思っているから、あんまり内容にとやかく思わないので評価が付けにくい。
どんな作品でも“村上春樹は村上春樹だからしょうがないよね。”と思ってしまう私です(笑)
| 「ま行」の作家 | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

06
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
Profile
Sponsored links
New entries
Archives
Categories
Recent comment
Recent trackback
Recommend
Recommend
Together/あかり/Fall Back
Together/あかり/Fall Back (JUGEMレビュー »)
MONKEY MAJIK,Maynard,Blaise,tax
この曲好きです!
Recommend
Single Best (DVD付初回限定盤)
Single Best (DVD付初回限定盤) (JUGEMレビュー »)
柴咲コウ,RUI,KOH+
買いました!
Recommend
ドアラのひみつ かくさしゃかいにまけないよ
ドアラのひみつ かくさしゃかいにまけないよ (JUGEMレビュー »)
ドアラ
ドアラの本が出ます!
大好き♪
Recommend
Blog People
BlogPeople検索
Amazon
Mobile
qrcode
Links
Others
無料ブログ作成サービス JUGEM