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『バーティミアス 3 プトレマイオスの門』  ジョナサン・ストラウド:著, 金原 瑞人, 松山 美保:訳

バーティミアス 3 プトレマイオスの門
バーティミアス 3 プトレマイオスの門
ジョナサン・ストラウド, 金原 瑞人, 松山 美保

バーティミアス三部作の完結編となりました。
あ〜ぁ、本当に終わっちゃうのね・・・・。
「もっと、バーティミアスの物語を読みたかったなぁ〜」というのが読み終わった直後の感想です。
個人的にこの“バーティミアス”は“ハリー・ポッター”より面白いと思います。
主人公ナサニエルが成長していく姿を描いている部分もあり、本当の主人公である妖霊のバーティミアスを長い人生を描いてる作品でもあって物語に厚みがある。
実際に本もものすごく厚いんだけどさ(笑)
ただのファンタジーじゃないよなぁ〜と感じさせる部分があって、そこに惹きつけられたきがするよ。

ここから、ちょっとネタバレかも!?未読の方はさら〜っと読み流してください。

ナサニエルってば最後はすごく格好いいじゃない!
犠牲的な格好良さは求めてなかったけど、仕方がなかったのかなぁ・・・・。
バーティミアスとプトレマイオスとの絆もしっかりと描かれていて、ひねくれてはいるけれど妖霊なのに人間に友好的なわけもわかったし。
バーティミアスのキャラの良さが際立っていて、読んでいるとなんだか楽しくなっちゃうけど、プトレマイオスとの別れの時は守りたかったのに守りきれなかったやるせなさにホロっときてしまいました。

三部作を全部読み終えると、上手く物語のエッセンスを分割して一冊一冊に詰め込んでありますね。
バーティミアスが人間界で好んでプトレマイオスの姿に化けるのは友情の証だったし、ナサニエルの生い立ちに関しても良心的な部分をしっかりと描いていた。
政府高官の陰謀と最初は謎だったレジスタンス団とのつながりも上手くにおわしていたしね。
キティの活躍も三巻では素晴らしいものがあったよね。
これで、ものすごくいいキャラのバーティミアスの物語が終わりになっちゃうなんてもったいないよ!
今回でナサニエルの章は終わりになってしまうけれど、また違う別のご主人様とのバーティミアスの新しい物語を読んでみたい。
| 「さ行」の作家 | 21:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

『わくらば日記』  朱川 湊人・著

わくらば日記
わくらば日記
朱川 湊人

不思議な能力を持つ姉と仲の良い妹の昭和ノスタルジー的な物語。
和歌子は母と姉と女性ばかりの三人で暮らし、父とは年に一、二度会えるくらいという特別な家庭で育つ。
姉は抜けるように色が白く病弱で美人で、人の記憶を読み取ってしまう特別な能力を持っていた。
老年になった和歌子が回想をするという形で物語は進められ、「姉さま」と親しみを込めた語り口調がなんともいい雰囲気を醸しだしている。

姉妹の母親が素敵な人なんです!
キリっと芯の通った厳しさと優しさを併せ持つ、昭和時代の日本の母のような方で。
“自分が信じられていることに誇りを持ちなさい。信じられたからには、もう自分ひとりの体ではないと思いなさい。”
というシーンがとても印象に残りました。
心根の強い立派なお母様です!

100枚の年賀状の話はほろりとくること間違いなしで、朱川さんの書く恋の話は奥ゆかしくて心の芯がほわーんとしてじーんときてしまいます。
この姉妹の続編が早く読みたいです♪
| 「さ行」の作家 | 21:44 | comments(3) | trackbacks(2) | pookmark |

『花まんま』  朱川 湊人・著

花まんま
花まんま
朱川 湊人

直木賞受賞作品。
その時には読みたいけど、どうしようかな?となんだか敬遠してました。
だって、表紙の絵が怖いんだもん・・・・。

朱川さんの作品を読むのは三作目になるのですが、やっぱりこの人の作品はあたたかいなぁ〜と思うのです。
どの作品にも優しさと温かさがある。

子ども時代にしか感じられないモノって確かにある。
常識とか当たり前とかそんなバイアスがかかってないから、そこにあるモノをありのままを認められるんだよね。
子ども時代の不思議な体験を回想するという形式で話は進みます。
読んでいるとどこか懐かしい気持ちになり、最後はほっとしたり、せつないきもちにさせてくれます。
| 「さ行」の作家 | 22:46 | comments(4) | trackbacks(3) | pookmark |

『優しい音楽』  瀬尾 まいこ・著

優しい音楽
優しい音楽

「優しい音楽」「タイムラグ」「がらくた効果」の三作品からなる心温まる短編集です。
読んでいるとほっとやすらぐような気持ちに気付く瞬間がある。
普通の中にある安らぎ、普通じゃない中にある安らぎ。
どっちも大切なものなんだよね。

「タイムラグ」には不倫をしている男性が出てくるのですが、瀬尾さんが書く男性ってどこか無邪気で子どもっぽくって、結婚しているのに不倫をしているという後ろめたさが感じられないんだ。
奥さんと別れる気はさらさらなく、自分がしたいようにしているだけでどこかドライなんだよね。
最近はこういう気持ちで不倫している人(男女問わず)って多いのかなぁ!?なんて、ふと考えてしまったり(笑)
“ぽかり”という言葉が印象的に使われていて、そんな気持ちどこかに忘れてきちゃった自分をちょっと寂しく感じてしまった。

瀬尾ワールド健在っ!!という本でした。
| 「さ行」の作家 | 21:03 | comments(2) | trackbacks(2) | pookmark |

『都市伝説セピア』  朱川 湊人・著

都市伝説セピア
都市伝説セピア
朱川 湊人

『花まんま』で直木賞を受賞した作家・朱川 湊人。
ちょっと不思議な作品を書く作家さんです。

タイトルの通り都市伝説を扱った短編集。
小学生の頃に聞いたことのある「口裂け女」「赤マント」それに似たようなどこかで聞いたことがある話が収められています。
昼と夜の境目の夕暮れ、まさに逢魔が時の時空と時空の間でひずみが起きるような、そんな不思議な雰囲気をちょっと味あわせてくれるような作品でした。

「昨日公園」
ある公園では時間が遡り、死んだ人間が現れるという噂。
どこかでそんな公園が存在しているようなそんな気になるの。
儚い切なさが残る短編で、私はこの作品が一番好きです。

「フクロウ男」
ネットと都市伝説を上手にかみ合わせていると思います。
都市伝説ってネットで検索するといっぱい出てくるものね〜。
みんなこういう話は好きなんだよね、きっと。
自作自演ってありそうな気がしますもの。

ちょっと不思議な話を書くのが上手そうな作家さんなので、次の作品も読んでみたいと思います。
直木賞をとった『花まんま』をぜひ読んでみたいっ!
| 「さ行」の作家 | 22:04 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |

『卵の緒』  瀬尾 まいこ・著

卵の緒
卵の緒
瀬尾 まいこ
 
『卵の緒』と『7's blood』の二つを収録。
かけがえのない家族のことをしっかりとやわらかな文章で書かれています。
この2作かなりオススメです。
家族について考えたみたくなったら、読んでほしいなぁ〜と思います。

家族って血がつながっているのが当たり前で、その血のつながりに甘えちゃうことって多々あると思うの。
「血がつながっているから」じゃなくて、「向き合ってきたから」家族のことを知っている、理解できている。
お互いに向き合ってきたことを大切に思うことが家族なのでしょうね。

血がつながっていなくても、れっきとした家族。そして、大切な家族。
関係性って歩み寄ることから始まるんじゃないかしら。

『7's blood』に出てくる七生クンのけなげな姿にメロ×△任靴(笑)
もし、私に半分しか血がつながっていない兄弟がいたとしたら・・・・・きっと、上手く付き合っていけるし、仲良くなれるよっ!と思ってしまいました。。
| 「さ行」の作家 | 23:17 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |

『幸福な食卓』  瀬尾 まいこ・著

幸福な食卓
幸福な食卓
瀬尾 まいこ

最後にじんわりとくる不思議な作品でした。
瀬尾まいこワールドにはまりそうです(笑)

主人公は中学生の佐和子。父、母、兄の4人家族。
朝食は家族揃って食べることが中原家のきまり事だった。
毎日、一緒に朝食をとり、大事な話はこの時にするのだ。
直(兄)が“大学に行かない”と宣言したのも、母が“家を出る”と言ったのも、父が“父さんをやめる”と言ったのも全て朝の食卓だった。

一緒にごはんを食べるだけで、理解できることもある。
離れてみることで、理解できることもある。
それでも、やっぱり家族と同じ食卓を囲んでいたいなぁ〜と思ってしまうワケなのです。
かけがえのない家族の話の物語です。

そして、佐和子の穏やかな青春と恋愛の話でもあります。
大浦くんの率直で天真爛漫な性格、人柄の良さがすごくわかるんだもん。
佐和子が好きになってしまうのも納得です。
大浦くんの言葉、行動にほんわかして、笑わせてもいただきました(笑)
第4章は衝撃的ではありますが、そんな思い切ったことを書けてしまう瀬尾さんの凄さを感じました。
| 「さ行」の作家 | 22:18 | comments(4) | trackbacks(6) | pookmark |

『図書館の神様』  瀬尾 まいこ・著

図書館の神様
図書館の神様
瀬尾 まいこ

図書館には神様がいるんですね、きっと。

ちょっとやる気のない高校講師の清(きよ)が主人公。
高校まではバレー一筋で清く正しく頑張ってきたが、ある事がきっかけで大好きなバレーを辞めざるえなくなってしまった。
そんな女性が勤め先の高校で文学部の顧問となり、唯一の部員である垣内くんとの交流が始まる。
文学部だから図書館が舞台になっています。
私はめったに行かなかった高校の図書館を思い描きながら読んでましたよ〜。

他に面白いと思えるものがいっぱいあったから、高校時代は一番読書をしなかった時期。
こんな風に文学とじっくり向き合える高校時代を送っていたら、今の自分はもうちょっと違っていたかもしれないなぁ。
そんなことを生徒の垣内くんから感じました。

清の弟の拓実くんがこの話で一番好きなキャラになぜかなっていました。
他の方のレビューを見ると、やっぱり垣内くんが一番人気っぽいのですが、拓実くんの微妙なヘンさがこの小説にかなり貢献していると思いました(笑)
微妙にヘンとは人とどこかズレているように感じられちゃうから。
それは人を傷つけることじゃなくて、人よりもおおらかな心で受け止めちゃうところなんだよね〜。
いいコなんですよ(笑)

逆に不倫相手の浅見さんはどうも好きになれなかったなぁ〜。
やっぱりどこかズルいんですよ。
垣内くんの慎重さが浅見さんには必要じゃないかと・・・・。

清は図書館で過ごした一年間で、いろんなものの見方がかわったり、ふっきれたりするようなった。
それは図書館というちょっとした異空間が生み出してくれた魔法なのかもしれないなぁ〜。
そこには垣内くんの存在ももちろんだけどね。
| 「さ行」の作家 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(4) | pookmark |

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